コマンドコピペだけで Apache Thrift をインストールする方法
Apache Thrift を CentOS6 にインストールする方法です.
コマンドをターミナルにコピペするだけでインストールできます.
Apache Thrift とは?
※ 早くインストールしたいという方はこの節はとばして下さい.
公式サイトは以下になります.
Apache Thrift - Home
全部英語なので,Wikipedia に載ってる説明を引用させてもらうと,
Apache Thrift(アパッチ スリフト)は、「スケーラブルな言語間サービス開発」のためにFacebookにて開発されたRPCフレームワークである。これはソフトウェアスタックとコード生成エンジンを組み合わせることで、C++、C#、Java、Perl、Python、PHP、Erlang、Rubyなどの言語間にて効率的かつシームレスに動作するサービスを開発することを可能とする。
Apache Thrift - Wikipedia
この説明を読んでもピンと来ませんね笑
僕の中では,
言語間においてデータの通信などを行う際には一般的に「シリアライズ」という処理が必要で、そのためのフレームワークがThrift.
だと認識しています.合ってるかな…
Thrift をインストールしないと使えないソフトを使うのが目的だったので,詳しくは理解してません^^;
インストール方法
基本的に以下に載せてあるコマンドをターミナルで順番に実行するだけでインストールできるはずです.
コマンドは全て root 権限で行って下さい.
1. 依存ライブラリのインストール
yum
で色々入れます.
# yum install -y automake libtool flex pkgconfig gcc-c++ boost-devel libevent-devel zlib-devel python-devel ruby-devel
yum
では入れれない「bison」というライブラリ?もインストールします.
# wget -P /usr/local/src http://ftp.gnu.org/gnu/bison/bison-3.0.2.tar.gz # tar zxvf /usr/local/src/bison-3.0.2.tar.gz -C /usr/local/src # cd /usr/local/src/bison-3.0.2 # ./configure # make # make install
2. Thrift のインストール
依存ライブラリを入れたら後は Thrift 本体をインストールするだけです.
この記事執筆時点でのThriftの最新バージョンである 0.9.2 をインストールします.
# wget -P /usr/local/src http://ftp.riken.jp/net/apache/thrift/0.9.2/thrift-0.9.2.tar.gz # tar zxvf /usr/local/src/thrift-0.9.2.tar.gz -C /usr/local/src # cd /usr/local/src/thrift-0.9.2 # ./configure --with-lua=no # make # make install
3. インストールできたか確認
ターミナルで thrift -version
と入力して,以下のようにバージョンが表示されたらインストールは成功です.
$ thrift -version Thrift version 0.9.2
お疲れ様でした!